「ピコトーニングに通っているのに、思ったほどシミやくすみが変わらない」——そうしたご相談は少なくありません。効果が出にくい理由は、大きく「クリニック側の要因」と「患者さま側の生活習慣」に分けられます。この記事では、その両方を院長の今井が正直に解説します。

結論:まず「治療の中身」と「生活習慣」を確認しましょう

先に結論です。ピコトーニングで効果が出にくいとき、まず見直したいのは実際に受けている治療の中身(1回に当てるショット数・周回数・出力)と、日焼け・喫煙・摩擦といった生活習慣です。ここが整うだけで、方向性が変わることは少なくありません。

クリニック側の要因:同じ「ピコトーニング」でも中身は異なります

意外に知られていないのですが、「ピコトーニング」という名前が同じでも、中身はクリニックによって大きく異なります。

「同じ施術のはずなのに効かない」と感じるとき、名前ではなく中身(ショット数・周回数・出力)を確認することが第一歩です。

「続けないと効果が出ない」という説明について

「続けて通わないと効果は出ません」と説明されることがあります。回数を重ねて少しずつ良くしていく面は確かにあります。一方で、しっかりした出力とショット数で照射すれば、1回でも変化を感じる方は珍しくありません。「1回ではまったく効果がない」というわけではない、というのが院長の考えです。

もちろん効果には個人差があり、1回で完成する治療ではありません。ただ、最初から多数回の契約を急がされる場合は、その説明内容をよく確認されることをおすすめします。

患者さま側の要因:生活習慣で差がつきます

中身のしっかりした治療を受けても、日常の生活習慣が崩れていると効果は追いつきにくくなります。とくに影響が大きいのが次の3つです。

治療はこうした土台があって初めて活きます。生活を整えるだけで手ごたえが変わる方もいます。

それでも変わらないときは、診断を見直す

中身も生活習慣も問題ないのに変化がないときは、そもそものシミの種類が合っていないことがあります。輪郭のはっきりした濃いシミ(老人性色素斑)やそばかすは、トーニングだけでは反応しにくいことがあり、狙って照射する方法など別の手を組み合わせます。ピコレーザー全体の仕組みはピコレーザーとは?シミ治療の仕組み・回数・ダウンタイムで解説しています。

よくある質問

Q. 1回だけでは効果はありませんか?
A. しっかりした出力・ショット数で照射すれば、1回でも変化を感じる方はいます。ただし個人差があり、1回で完成する治療ではありません。

Q. 「同じピコトーニング」なのに、クリニックで結果が違うのはなぜ?
A. ショット数・照射の周回数・出力・通う回数といった「中身」が異なるためです。名前が同じでも治療内容は一律ではありません。

Q. 生活面で気をつけることは?
A. 日焼け対策がもっとも大切です。あわせて、こすらないこと、喫煙を控えることも効果に関わります。

Q. 効果が出ないので、もっと強い治療に変えるべき?
A. まずは中身・生活習慣・診断の見直しをおすすめします。闇雲に強い治療へ移ると、肝斑では悪化する場合もあります。

まとめ

ピコトーニングで効果が出にくいときは、治療をあきらめる前に「中身」と「生活習慣」を確認してみてください。同じ名前でも1回あたりのショット数や周回数は一律ではなく、日焼けや喫煙などの生活要因も結果を左右します。今の通い方で問題なければ、そのようにお伝えします。迷ったときは、相談だけでも大丈夫です。

※本記事には院長個人の見解が含まれます。自由診療(保険適用外)です。効果・ダウンタイム・副作用の感じ方には個人差があります。実際の治療は診察のうえでご説明します。