「ハイフは危ないと聞いたので不安」というご相談が増えています。実際に、国の消費者安全調査委員会はハイフ(HIFU)による事故について注意喚起を行っており、リスクがゼロの治療ではありません。一方で、報告されている事故の多くはエステサロンなど医療機関以外での施術に関するものです。この記事では、ハイフの仕組みと安全性の考え方、医療ハイフとエステハイフの違い、たるみへの効果の目安について、医師の立場からご説明します。
ハイフは危ない?——事故報告の中身
ハイフは超音波を一点に集めて肌の深い層に熱を加える治療です。狙う深さの設定と、顔の神経など「避けるべき部位」の知識が安全性を左右します。消費者安全調査委員会の報告では、医療機関以外での施術による神経・皮膚のトラブル事例が指摘されており、医師または医師の管理下での施術が推奨されています。「ハイフそのものが危険」なのではなく、解剖学の知識がないまま照射することにリスクがある、というのが正確な理解です。
医療ハイフとエステハイフの違い
- 施術者と責任体制——医療機関では、顔の解剖(神経・血管の走行)を学んだ医師・医療従事者が、深さと照射部位を設計します。トラブル時の診察・処置まで一貫して対応できます。
- 出力——医療用の機器は治療に必要な出力で照射します。出力を抑えた機器では安全に見えても、狙う層に十分な熱が入らないことがあります。
- 適応の判断——たるみの程度や皮膚の状態によってはハイフが向かない方もいます。医療機関では診察でその判断から行います。
ハイフのたるみへの効果と持続の目安
ハイフが得意なのは、フェイスラインのもたつきなど、たるみの予防と初期の引き締めです。切らずにダウンタイムがほとんどない一方、大きくたるんだ皮膚を手術のように引き上げる治療ではありません。効果は施術後1〜3ヶ月かけて徐々に現れ、持続は半年〜1年程度がひとつの目安です(個人差があります)。定期的に続けて輪郭を保つ使い方が向いています。
当院ではハイフを水滴リフティングとして提供しています。引き締めの照射と肌を整えるケアを組み合わせた設計です。
よくある質問
Q. ハイフで神経が傷つくことはありますか?
A. 顔には神経が浅い場所を走る部位があり、そこへ不適切に照射した場合のしびれ等の事例が報告されています。解剖を理解した施術者が部位と深さを設計することでリスクを下げられますが、腫れ・赤み・一時的な違和感などが起こる可能性はあります。リスクは施術前にご説明します。
Q. エステのハイフと医療ハイフはどちらがいいですか?
A. 国の調査委員会は、ハイフ施術を医師または医師の管理下で受けることを推奨しています。安全性の管理とトラブル時の対応の面から、当院でも医療機関での施術をおすすめします。
Q. ハイフの効果はどのくらい続きますか?
A. 施術後1〜3ヶ月かけて徐々に変化を感じる方が多く、持続は半年〜1年程度が目安です。効果の出方・持続には個人差があり、たるみの状態によっては他の治療をご提案する場合もあります。
まとめ
ハイフは「危ないから避ける」のではなく、「正しい場所で、適応を診てもらってから受ける」治療です。フェイスラインのゆるみが気になり始めた方には、切らずに手を打てる選択肢になります。新宿でハイフ・たるみ治療をご検討の方は、カウンセリング(無料)で適応の診断からご相談ください。合わない場合は正直にお伝えし、必要のない治療はおすすめしません。
※効果の出方・持続期間・リスクの感じ方には個人差があります。本記事には院長個人の見解が含まれます。適応は診察のうえでご説明します。
