結論:ヒアルロン酸は、必要に応じて溶解剤(ヒアルロニダーゼ)で溶かして調整できる場合があります。「入れすぎた」「思っていた形と違う」といったときの備えとして、当院は溶解剤を常備しています。ただし溶解にも適応・注意点があり、診察のうえで判断します。
ヒアルロニダーゼとは
ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する働きのある酵素で、注入したヒアルロン酸を溶かして減らしたいときに使われます。仕上がりを調整したい場合に加え、万一ヒアルロン酸が血管を詰まらせてしまった(血管塞栓)疑いがある緊急時に、詰まりを解除する目的で使用することもあり、安全面でも重要な役割をもつ薬剤です。だからこそ当院では常備しています。なお、当院で使用するヒアルロニダーゼは国内未承認の医薬品です。国内承認の溶解剤はないため、この点をご理解いただいたうえでご検討ください。
溶解を検討するケース
- 入れた量が多く感じる、または左右差が気になるとき。
- 希望していた形と違い、いったんリセットして入れ直したいとき。
- しこりや不自然なふくらみが気になるとき。
溶解が適しているかどうかは、状態を診察したうえでご相談します。すべてのケースで溶解が最適とは限らないため、経過を見て判断することもあります。
当院・他院で入れた分の扱い
当院で注入したヒアルロン酸も、他院で入れられた分も、溶解のご相談をお受けしています。料金は、当院注入分が1部位 ¥9,800(税込)、他院注入分が1部位 ¥29,800(税込)です。他院で入れられた場合は、いつ・どこに・どのような製剤を入れたかが分からないことも多く、溶解の効き方や範囲を見極めるうえで慎重な判断が必要になります。
溶解の注意点とリスク
溶解剤は、注入したヒアルロン酸だけでなく、もともと体内にあるヒアルロン酸にも作用する場合があります。また、まれにアレルギー反応や内出血・腫れなどが起こることがあります。一度で狙いどおりに溶けきらず、複数回に分けて調整することもあります。溶解後に再度ヒアルロン酸を入れる場合のタイミングも、状態を見てご相談します。
未承認医薬品に関する説明
前述のとおり、ヒアルロニダーゼは国内では未承認の医薬品です。医師の責任のもとで使用しますが、承認薬ではないことをご理解いただく必要があります。ご不明な点は、カウンセリングで詳しくご説明します。
よくあるご質問
Q. 溶解すると元どおりに戻りますか?
A. 注入したヒアルロン酸を減らす方向での調整を目指しますが、溶け方には個人差があり、完全に元の状態に戻ることを保証するものではありません。状態を診たうえでご相談します。
Q. 溶解した当日に入れ直せますか?
A. 状態によります。腫れや反応の様子を見てから判断することが多いため、診察のうえでタイミングをご提案します。
※自由診療(保険適用外)です。※効果・持続・ダウンタイムには個人差があります。※注入・溶解にはまれに内出血・アレルギー・血管閉塞などのリスクを伴う場合があります。※溶解剤(ヒアルロニダーゼ)は国内未承認です。詳しくはカウンセリングでご説明します。
